犬の骨盤骨折 - 症状・原因・治療・予防
犬が骨盤骨折になる大きな原因は、車などにひかれることが挙げられます。
また、家のベランダやソファーなどから落ちたときに起きる可能性もあります。
犬が骨盤骨折をした際に気をつけなければならないのが、合併症です。
骨盤の周囲には多くの動脈が通っており、外部から大きな衝撃を受けると出血してしまい、頭蓋骨内出血や脳挫傷、動脈性の出血といった取り返しのつかない大きな怪我に繋がることがあるからです。
ですから、犬が骨折したときは、骨折した部分にだけとらわれず、全身の状態を見る必要があります。
犬の骨盤骨折の症状
骨盤骨折は、骨折の中でもとりわけ重症で、骨盤の形が特殊な箱形の形状である犬などの四足動物に多く、骨折の中でも圧倒的な数を占めています。
骨盤は、その特徴的な形状から多くの関節と関わっており、骨折を起こすと通常は、2カ所ないしは3カ所の複数箇所を同時に骨折する場合がほとんどです。
また、著しい外傷や出血を伴っている場合も多いです。
骨盤骨折を起こすと重篤な身体症状が発生する場合がほとんどで、後ろ足を引きずる、身体のバランスを崩す、歩行ができない、尻尾を動かすことができない、排尿・排便が困難になるなどの障害が現れます。
ですから、散歩や運動も困難になります。特に、排尿・排便の障害が起こると衛生面が悪くなり、様々な問題を引き起こします。
また、対策や治療が遅れることで、重い後遺症が残ってしまうこともあります。
犬の骨盤骨折の原因
骨折の中でも最も重い症状になるのが骨盤骨折で、犬の骨折に最も多く見られます。
四足歩行の犬にとって、身体に衝撃が加わるとどうしても骨盤に負担がかかってしまい、ダメージを受けてしまうといった場合が多くあります。
骨盤は、身体のバランスを保つ機能を持っており、骨折することで様々な障害を生じてしまうことになります。
骨盤骨折の原因のほとんどは、交通事故などによって外部からの強い衝撃を受けることによるものです。また、老犬では、転倒などで骨折してしまうこともあります。
犬の骨盤は、立体の形をしているため、骨折すると1カ所だけが折れるということはなく、必ず、2カ所または3カ所が折れるようになっています。
そのため、症状が重くなり、治療も困難になります。
犬の骨盤骨折の治療と予防
骨盤骨折は、1カ所だけでなく、必ず、2〜3カ所骨折してしまうのが一般的です。
治療法としては、外科的手術を行い、骨折した部分のうち、1カ所ないしは2カ所を固定します。また、手術の際には、全身状態も良く見ておかなければなりません。
予防法としては、骨盤骨折の原因が、主に交通事故なのですから、注意が必要です。
また、屋内にいる場合であっても、ドアなどに強く挟まれるなど、骨に大きな負荷がかかると骨折してしまう原因となりますから、重たいドアなどの開閉には注意しなければなりません。
まとめ
もし、骨盤が骨折してしまったかもしれないというときには、絶対に骨を無理に動かすことはやめましょう。
そして、段ボールや木などを包帯や布で巻いて、できるだけ動かないように固定してあげてください。その上で、電話などで獣医に症状を伝えて指示を受けるようにしてください。
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