犬のレッグ・カルベ・ペルテス病 - 症状・原因・治療・予防
レッグ・カルペ・ペルテス病は、1歳未満の小型犬によく見られる病気です。
この病気は、大腿骨の血流が悪くなり壊死してしまいます。
原因については、様々な説がありますが、まだ、はっきりと分かっていません。
症状は足を引きずるようになったり、痛がったり、触るのを嫌がります。
軽度の場合は、安静させるよう管理して、薬の投与をする場合もありますが、外科的治療が必要になる場合もあります。この場合は、壊死した大腿骨を除去して、人工関節を取り付けます。
犬のレッグ・カルペ・ペルテス病の症状
レッグ・カルペ・ペルテス病は、レッグパーセス病とも言われ、生後5〜10カ月のテリア腫、チワワ、ダックス、ウェスティ、トイプードルなどの小型犬によく見られる病気です。
全体の9割が後ろ足のどちらか片方に発症します。
大腿骨が変形するので、患部がある方の後ろ足を上げ、3本足で歩いたり、びっこを引いたり、歩きづらそうにしていることが多いです。症状が悪化すると、患部の筋肉は萎縮し、触ることを嫌がります。
また、股関節を触られるのを嫌がる、食欲低下などの症状を伴うこともあります。
患部を動かすと聞こえる「異常音」は、初期段階では聞こえませんが、治療をせずにいた場合には、聞こえる可能性があります。
犬のレッグ・カルペ・ペルテス病の原因
レッグ・カルペ・ペルテス病とは、1歳未満の成長期にある小型犬に多く見られる病気で、骨盤と太ももをつないでいる大腿骨頭の血流が悪くなることが原因で起こり、組織が壊れてしまう病気です。
関節炎を起こすことで痛みを生じます。また、病気が進行すると骨が縮んで変形し、股関節の骨盤と形が合わなくなってしまい、筋肉の萎縮も見られるようになります。
ほとんどの場合、片足だけに起こり、後ろ足を上げて歩いたり、足を引きずって歩いたりすることで発見されます。
この病気を発見した獣医によると、何らかの感染症が原因だと言われていましたが、現時点では、なぜ、大腿骨頭への突然の血液供給の欠如が起こるのか、原因ははっきりしていません。
ただ、病気を発症しやすい犬種があることから、遺伝によるものが大きいと言われています。最近では、外傷や炎症、内分泌、循環異常など複合的要素が合わさることによってレッグ・カルペ・ペルテス病が起こるとも言われています。
犬のレッグ・カルペ・ペルテス病の治療と予防
レッグ・カルペ・ペルテス病の治療法としては、大きく分けて、温存療法と外科手術療法があり、どちらを行うかは、犬の病状によります。
まず、レッグ・カルペ・ペルテス病か否かを判断するために精密検査を行います。検査の結果、それほど重症でない場合は、手術を行わず、安静管理を数カ月行います。
重症の場合で自然治癒が困難と判断された場合には、大腿骨の壊死した大腿骨頭を除去して新しい関節を形成する手術を行います。
レッグ・カルペ・ペルテス病は、大腿骨頭に流れる血流阻害の原因が不明のため、病気に罹らないための予防法はありません。
まとめ
レッグ・カルペ・ペルテス病は、予防方法がありません。
ですから、早期発見・早期治療が何よりも大切になります。上記に挙げた症状が現れたら、早めにクリニックで獣医の診察を受けることをおすすめします。
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