犬の肝臓癌 - 症状・原因・治療・予防
肝臓癌とは、肝臓にできる癌のことで、原因は、発がん性化学物質への暴露などが考えられ、家庭用の洗剤や農薬などに入っている可能性があります。
また、食品添加物や人工着色料、香料なども食餌を与えるときには注意が必要です。
症状は、嘔吐、体重減少、血便、貧血、黄疸などがあります。治療法は、切除するための手術や化学療法などがあります。
癌ですから他の部位への転移を確認しておく必要もあり、早期発見がとても重要です。
犬の肝臓癌の症状
肝臓癌は、肝臓から悪性腫瘍が発生する原発性のものと、他の部位に発生した悪性腫瘍が肝臓に転移して起こる転移性のものがあります。
犬の場合は、かなり頻繁に発症しますが「サイレントキラー」と言われるように、手遅れになるまで症状は出てきません。
原発性のものは老犬に主に発症します。最も一般的な原発性のものは、肝細胞癌です。
これは通常、身体の他の部位には転移せず、代わりに肝組織に浸潤します。
転移性のものは、悪性リンパ腫や血管肉腫などの転移や肝臓に隣接する臓器の悪性腫瘍が浸潤することで起こります。
原発性の初期段階では、症状が他の病気と似ていて、癌に罹っても肝臓が機能し続けます。
ですから、手遅れになるまで診断されず、発見が遅れれば手遅れになる場合もあります。
病気が悪化してくると、食欲不振、体重減少、嘔吐、下痢、無気力になる、腹部膨満、黄疸、水をたくさん飲んだりと、様々な症状が出てきます。
犬の肝臓癌の原因
肝臓癌は、診断がつきにくい病気の1つで「サイレントキラー」とも言われています。
主に肝臓から発生する原発性と、他の臓器から転移する転移性に分けられます。
重症化するまで症状が出ないことが多く、早期発見が何よりも大切です。
肝臓癌の原因としては、加齢や遺伝も考えられますが、発がん性化学物質である家庭用洗剤や農薬などに含まれる毒素が関連していると考えられます。
さらに、ペットフードに含まれる食品添加物や人工着色料、香料といった有害な化学物質が原因で引き起こされることも考えられます。
犬の肝臓癌の治療と予防
治療法としては、人間の場合と同様、外科的手術による切除が基本となります。
特に、原発性の場合は、化学療法の効き目が弱いので、外科的手術が用いられています。
転移性の場合は、抗がん剤による治療が行われる場合もあります。
予防法としては、他の癌と同じく、体重管理が第一になります。
肥満にならないよう適正体重を保ちます。
また、庭の雑草などに使用する除草剤などの化学物質に触れないように気をつけ、食餌や散歩を含めた規則正しい生活を送ることが何よりも重要です。
食餌に含まれる添加物にも注意が必要です。日頃から犬とのふれあいを持ち、犬を精神的に安定させることも予防の1つです。
まとめ
犬の肝臓癌は、「サイレントキラー」と言われるように手遅れになるまで症状が出てきません。
ですから、何よりも早期発見・早期治療が重要になります。定期的な健康診断を受けることが大切です。
日頃から、クリニックと相談して、健康診断を受けることをおすすめします。
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