犬の外耳道の異物 - 症状・原因・治療・予防
犬の耳に異物が入り込み、病気を発症することがあります。
外耳道の異物については、液体から自然物、虫など様々なものが考えられます。
本来はあるはずのない物が外耳道部分に入ることによって、耳の内部が炎症を起こして外耳道炎のような病気になる場合もあります。
耳の中に異物が入り込んだ場合、犬はしきりに耳を振ったり、引っ掻いたりと落ち着きがなくなり、時には、頭をかしげるような仕草を見せることもあります。
犬の外耳道の異物の症状
外耳道炎の異物とは、例えば散歩に行って植物の葉や種子、虫などが混入する場合やシャンプーなどで水やお湯が大量に入った場合を指します。
外耳道の異物の主な症状としては、耳を下に向ける仕草、首や頭を大きく振る動作を何度も繰り返します。
痒みなどの刺激が加われば、足で掻いたり突っ込んだりしますが、改善されずに何度も繰り返すのが特徴です。
人間でも風呂やプールなどで耳に水が入ると不快感を感じます。同様に犬でも起こるのです。
異物により、興奮状態になったりするので、無理に押さえ込まないように注意します。
また、炎症が起きてしまう場合もあるので、自宅で取り除こうとせず、できるだけ早くクリニックを受診してください。
症状が進行すると、耳垢が大量に出る、耳道が狭くなり聞こえが悪くなる、臭いのある耳垢が出る、耳道の皮膚が厚くなるなど外耳炎に進行する可能性があります。
犬の外耳道の異物の原因
外耳道とは、耳の穴から鼓膜まで続く管状の器官のことです。
犬の外耳道は、縦向きに伸びる垂直耳道と横向きに伸びる水平耳道の2種類が繋がっているL字のような構造になっています。
この構造は、簡単に鼓膜が傷つかないという良い面を持ってはいますが、一度異物が入り込んでしまうとなかなか出てこないところが難点と言えるでしょう。
犬が頭を何度も振っていたり、頭が傾いている場合には、外耳道の異物の可能性があります。
異物混入の原因は、シャンプーの時の水やお湯、虫や自分の抜け毛、植物の種子などですので、犬を飼っている場所は病気には関係ありません。
犬の外耳道の異物の治療と予防
治療法としては、症状が軽い場合には、耳の内部を綿棒などで掃除することで対処することができます。
しかし、これはあくまでも初期段階の治療ですから、無理に行わないようにしましょう。
症状が変わらなかったり、悪化したと感じる場合には、早めにクリニックへ行って治療をしてもらうことが大切です。
予防法としては、外耳道の異物は、犬の身体を洗った時にシャンプーや水が耳に入ったままになってしまうことなどが原因で起こります。
ですから、まずは身体を洗う前に、耳に水が入らないように細心の注意を払うことが必要です。
また、犬の耳を気にする機会はあまりないかもしれませんが、患部の周辺が腫れることもあることから、注意していれば気づける可能性もありますので、定期的に確認するようにしましょう。
まとめ
外耳道の異物の混入は、犬を飼っている場所に関係ありません。
ですから、日頃から耳のチェックをしてあげることが大切になります。
また、外耳道に異物が入り込んでしまった場合には、素人が無理に除去しようとすると、逆に異物が奥へ入り込んでしまったり、外耳道を傷つけてしまうこともありますので、必ず獣医に任せてください。
無添加ドッグフードランキング
ネルソンズ
「ネルソンズ」はイギリスのトップブリーダーが自身の愛犬のために開発した高品質のドッグフードです。最高レベルの栄養素が含まれています。穀物や人工添加物を使っていない100%安全なドッグフードです。腸内環境を整えて免疫力をアップさせます。また、グルコサミン・コンドロイチン配合で関節機能をサポートします。
カナガン
「カナガン」は犬本来の食生活に近い、バランスのとれた配合です。また、嗜好性がよく多くの犬が喜んで食べてくれます。原材料は人間が食べれるほど高品質なものを使用しています。全犬種、全ライフステージに対応している優れたドッグフードです。